職業講話の内容を考えている

いろいろ表現したいことがあったのだけれど

今月中旬に小学校6年生を対象に、職業講話をやる機会をいただいた。いろいろこれを伝えてみたいな、あれを話してみたいな、とあったのですが。あらためて要項を見てみると「45分」と書いてある。あれもこれも伝えるのは難しいなと思い直して、いま内容を精査している

仕事についていない子どもたちに、仕事を紹介する

仕事のことをきっかけに「これを気をつけたらいいよ」「学校生活をどう取り組んだら良いか」など。仕事を媒介にしていろんな要素を広げることはできる。そのあたりが自分の強いところ(好きなところ)でもあるんだけど。そこを広げるのは今回はなしにする。

なにせ45分なのだ。質疑応答を考えると35分。挨拶などもあるので実質30分くらいしかない。質疑がなかった場合の10分間の追加ネタを用意するにしても、本編は30分だ。

そうなると「いかに自分のやっている仕事について、丁寧に伝えるか」に専念しないといけない。盛り込みすぎても駆け足になる。仕事の経験がない子どもたちに、仕事のことを駆け足で伝えたら、いよいよ伝わらない 。それはダメだ。

当たり前の仕事を丁寧に伝える

今の自分にとってすっかり当たり前になってしまっていること。これを見直して、丁寧に、具体的にどれだけ見せることができるか。そのあたりかなと思う。とはいえ「この職業についたきっかけ」などは割と話どころがあるので、いよいよ時間が足りない。

思い切った取捨選択が必要になるだろうなと思うと。いよいよ整理整頓の内容が、そのままプレゼンの内容に直結するな、と改めて思い直している。今は「とりあえずこれを伝えられる」を全部書き出している最中なので。

それでも伝えたいことがあるとしたら

予備の10分に何を仕込むか。これについては、うっすらと頭の中に実はある。

ひとつは「ありがとう」と「ごめんなさい」をしっかり言えるようになろう、ということ。その中でも「ありがとう」をいっぱい言おう、ということ。ありがとうの中身も「●●くん、ありがとう」で終わらずに

  • 「●●くん、■■をしてくれて、ありがとう」

と相手のどの様な行動に感謝したのかをきちんと表現して伝えよう、ということ。

これができると相手に「相手の行動への評価。そしてその源泉となる気持ちへの評価」が伝えられるようになる。当然、嬉しさの度合いも違うし、それを表現する側の観察眼や感受性の粒度も上がる。そして「ありがとう」と「ごめんなさい」この2つはどちらも大事な言葉だけれど

  • 「ありがとう」は「ごめんなさい」より言い易く
    (難易度が低い)
  • 「ありがとう」は「ごめんなさい」より言われて嬉しい
    (相手を幸せにする)

まずはありがとうを練習するのがよい順番だと思う。

もう一つは仕事を学ぶことについて。学生時代に仕事について学ぶことは、自転車に乗れるようになるのと一緒だということ。

既に自転車に乗れる人から「こうしたらうまく乗れる」というノウハウを沢山集めても。自転車に乗れない人がその言葉を全部を伝えて、はたしていきなり自転車に乗れるだろうか。

自転車は、自転車を乗りながらでしか、乗れるようにならない。

これは仕事も同じ。たくさんの「良い仕事に就くための言葉」を集めても、実際に仕事を始めるまでは、仕事のことは分からない。だからいろんな話を聞いて「分かった気になる罠」にはまらないでね、ということくらいかな。

と、書きたいことを早足ながらも丁寧に、できるだけ簡潔に書いたつもりなのだが。それでも結構な分量になる。こういうことを詰め込むと「仕事そのもの」への表現が足りなくなってしまう。我慢に我慢を重ねてプレゼンシートを作るのだ。


更新 2021月11日12 09時23分

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勝又孝幸

株式会社データファーム

FileMakerシステム制作を中心とする「株式会社データファーム」という小さな会社の代表です。2007年から趣味で書いている日記を個人ブログとして現在も続けています。

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