オジサンほいほいのFirstClassというBBSシステムと、最近のサロンやSlackに感じること
タイトルが作為的で申し訳ないなと思いつつ、思ったタイトルがこれだったので、そのままつけることにしました。
FirstClassとは
2000年台初めの頃でしょうか。「FirstClass」というネット掲示板(BBS)のシステムがあり、コンピュータを使ってる一部で流行っていました。自分も参加していたのですが、旧来の掲示板のシステムとは違い
- フォルダアイコンなどで、掲示板のくくりが見やすく
- FirstClass内でメールのやり取りもできる
など。当時としてはとても便利で楽しいものでした。
今の人にぎりぎりわかる感じていうと「mixi」がそれに当たると思うのですが、mixiと違うのは「あちこちにFirstClassのサーバが点在している」という点でしょうか。あくまでローカルな掲示場システムだったのです。
なので、同じFirstClassのシステムを使っていても。AというサーバとBというサーバがあったらそれぞれにアカウントを作ってログインする必要があります。mixiのような「巨大なコミュニケーションシステム」ではなく、あくまで同じ趣味や地域の人が集まったり情報交換をする、閉じた集まりだったのです。
こんな昔の話をなぜ思い出したかというと。
パブリックなSNSが出現して世の中に広がり、一周回って「閉じた集まりの中で、意見をだしたりやり取りをする方が、精神的に楽で楽しい」って時代がやってきたのかな、と思ったのです。
FirstClassは現在活躍していませんが(システム自体は現存しているようです)例えばSlackやチャットワーク、Discodeなんかは最新の「閉じた」システムだし、オンラインサロンというのもFirstClass的にいえば「BBSサーバを立ち上げて、有料でBBSを管理する」ことに近いのかな、と。無料で公開されたなところで名を馳せるのも、今の時代の一つのやり方ですが。「個人の楽しみ」に焦点を当てると、プライベートな部分はどんどん閉じた方向に戻っているのだろうな、と思ったのです。
その時に「SNS以前いそういえばあったな。そのシステム」と思って思い出したのがFirstClassでした。今の閉じたSNSと色々共通点が多いな、と思ったのです。
今年はSNSを見る時間を減らします。
いつでもTwitterやFacebookを「目的なく、つい」見てしまうのがすっかり癖になってしまいました。その操作を「手が覚えている」ような感じです。その行為が
- 集中力の高まりを遮断し、0からのスタートに戻してしまう
- みている中でどうしても人格のわからない人のネガティブや暴力的な意見をみて疲れてしまう(ストレスになる)
という仮説に最近至ったのです。そう思ったときに
「閉じたSNSならそういう疲れは少ないかな」 「あ、それってFitrsClassじゃん」
と思い付いた、思い出したのでちょっと日記にしてみました。
更新 2022月01日11 10時33分