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Vaundyが本当最近すごいなって思う。

47のおじさんが今更言うことではないと思うんだけど、Vaundy本当凄いと思う。先日YouTubeにある「Vaundy one man live tour “NIDONE” 一部無料生配信」を見て、改めてそう思った。見ながらつい「素晴らしい」って言葉が口から出てしまった。

ちょっと影のある日本語の歌詞。得意なカテゴリーが存在しないかのような、いろんなジャンルの音楽を次々に生み出してしまう事実。そしてこのライブビデオにあるような完全にステージを、音楽を楽しんでいる所作。どれも本当に素晴らしいと思う。

自分が気になり始めたのは、sonosで流しっぱなしにしていたところに流れた「踊り子」がきっかけ。この曲がちょっと暗くも気持ち良く。不思議な曲だなって思いながら、曲をしっかり聞いていくと「達者だな」と思うポイントがいくつもあり、とにかく感心してしまった。それが最初。

踊り子のMVの小松菜奈。ノスタルジックでカッコよく、あいまいに適当で可愛く、とにかくMVにマッチしているのだけれど。このMVをみながら、ふと

「ああ、Vaundyは曲だけというより、映像でいろんなイメージを常に描いているのかな」

って勝手に思ってしまった。特に歌詞について素晴らしいな、と思うことが自分は多いのだけれど。それは歌詞の言葉遣いはもちろん、そもそもの彼の頭の中にあるイメージが素晴らしく、それを言葉で取り出したら、そりゃ歌詞も素晴らしくなるよな、という部分もあるのではないかと。

音楽という切り出し方をしたときに、それがゆたがで素晴らしいのは。元々の彼の中にあるイメージが映像で立体的だからなのかな?と思ったのだ。

もうひとつ。これはVaundyとは関係なく予断的な僕の感想なのだけど。彼のライブを見ながら「ああ、現代の音楽シーンは、ほぼルッキズムから無縁の場所にたどり着いたのだろうな」と感じた。

1980年台からの音楽、芸能のステージにおいて、少なからず歌手であっても美形でなければ、センターに立てない、みたいな風潮があったけれど。

それに真っ向から対立するのではなく。歌い手のような顔を隠す存在があったり。バーチャルのアイコンを立てて歌うようになったり。それらいろんな手法が成長していく豊かさの結果に「誰がどんな形で音楽を楽しむことに、なんらおかしさや問題もない」という状況に辿り着いたのかな、と。これは今の日本において、ものすごく誇って良いことではないかな、と思った。

上記はあくまで私個人の感想。


更新 2022月08日23 16時50分

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勝又孝幸

株式会社データファーム

FileMakerシステム制作を中心とする「株式会社データファーム」という小さな会社の代表です。2007年から趣味で書いている日記を個人ブログとして現在も続けています。

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