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ブログを縦書きにして、個人的にはちょっと嬉しい。

思いついてブログを縦書き表記にした。縦書きにしたことで、写真が入っている記事だと現状読み込みがうまくいってない。コード類を記載すると、かなり読みづらくなるだろう。文章を書くだけのブログに成り下がってしまった感じもある。というか、横書きでも文章はそもそも書ける訳だから、縦書きにするのはデメリットが多い。

それでも縦書きにしたのは、単純に「やってみたい」と思ったからだ。CSSが進化してあまり難しいことをしなくても縦書きができるようになった。縦書きの場合は横にスクロールすることになるので、そのあたりをどうしようかと思っていたけれど、段組+縦スクロールが思ったより気にならなかったし、スクロールの良いところも残っていたのでそれでいくことにした。

既に縦書きに挑戦されているサイトで、細かく情報を出してくださっていたので、それを参考にしながら実装することができた。「できるだけCSSで縦書き段組みレスポンシブブログを作る」こういう情報を残してくださっているおかげで、短時間で縦書きが実装できた。本当にありがたい。

そういえばこの縦書きの情報がWordPressを前提としたものだったのだけれど。最近WordPressをちょっと触ってみようかなって気になっている。SnowmMonkeyとか実際どんなもんだろう、って思っていたら知り合いのウェビングスタジオさんが、Snow Monkeyでサイトをリニューアルされていたので、タイミングが良くてびっくりしてしまった。

最近仕事のことを逆算して考えるようにしているんだけど。「手間なくメリットを得るためには、どうするか」というところを主眼に置いて、改めて考え直している。自分はa-blog cmsとFileMakerのプロフェッショナルではあるのだけれど、ツールを限定してしまうことで「メリットを得るまでのゴール」に余計な手間がかかることもあるのでは?と思うのだ。

その例で言うとDeepLの翻訳ツールがそれ。たまたま有料オプションを試していたのだけれど、気がついたらキャンセル期間を過ぎてしまって、9000円支払いがされてしまった。これは自分のミスなので仕方ないと思い「だったら有効活用する環境を作ろう」と思って、いろいろ作業してみた。

RSSリーダーサービスを導入して、海外のサイトをいくつか登録する。RSSで取得した更新情報はChrome上で表示されるのだが、英語で表示されている更新情報は、片っ端からDeepLでその場で翻訳されていく。詳細を見ようと新しいページを開くと、それも自動的に翻訳されていく。DeepLの翻訳にも当たり外れがあるのだが、だいたいは読むのに問題ない翻訳が展開される。

これは「僕が英語を覚えてやりたかったこと」なんだとふと気がついた。そのために英語学習をコツコツやっていたのだけど、最近一旦お休みすることにしていた。その合間にふとアクシデントのように訪れたDeepL課金。アクシデントをチャンスに変えようと思って動いたら、やりたいことができていたのだ。

英語学習の面でいえば、これで良いことはない。英語学習の能力は上がらないし、英語が話せるようにもならないだろう。

ではデメリットか。そうだろうか。RSSリーダーとDeepLなら言語を問わない。中国語でもフランス語でも対応ができる。もちろん英語以外の翻訳制度は未知数なのだが、理論上はできる。あとはこの環境の使いこなしをマスターしたり、情報を読み解く習慣をつければ。情報全体の壁を乗り越えて、大きく可能性が広がると思う。真面目に英語を学習する形「だけ」で取り組めば、このメリットは一生得られない。

このようなことが、自分が価値を提供するあれこれにもあると思うのだ。この頃それを強く感じるし、少し静かに考えたいと思っている。そしてそういう思考の上では、そもそもウェブサイト自体がいらなかったり、カスタムメイドのデータベースがいらなかったり。もっと根本的な道筋の変更も当然あり得ると思う。今あるものが全てダメな訳ではもちろんない。ただ、ツールは道筋で、その道筋ありきで考えていることが、あまりに多いのではないか、とほんとこの数日で思っている。

そうそう。話が横にそれて、縦書きがなぜ嬉しいかを書き忘れた。師匠である松浦謙助さんが、2000年代に競馬雑誌に連載されていたのだけれど。その文章がこんな感じの段組だったからだ。あの時読んでいた文章みたいなレイアウトに、思った以上に僕の心が喜んだのだ。なんとも意外な喜びだった。


更新 2022月08日23 11時45分

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勝又孝幸

株式会社データファーム

FileMakerシステム制作を中心とする「株式会社データファーム」という小さな会社の代表です。2007年から趣味で書いている日記を個人ブログとして現在も続けています。

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