Apple Music Singがかなり面白い。
急にやってきた「Apple Music Sing」。使えるようになったので、早速使ってみたのだが。これ、びっくりした。
まずは確かにカラオケのようになる。ボーカルは完全に消える曲もあれば、そうでない曲もある。でも全体としては総じてカラオケとして、まったく問題がない。
ボーカルを消すことについても、ユーザーが音量を変更できるので、ガイドとしてボーカルを残すことも可能だ。ある意味自分の声をメイン、アーティストのボーカルをバックグラウンドにできる。なんて贅沢な。
そしてカラオケ機能よりもびっくりしたのが、擬似的ながらも「いろんな曲のインストを聴くことができる」ということ。カラオケ機能と同じだろ!ってツッコミが入りそうだけど、そうじゃない。
ボーカルをオフにして、自分が歌わずにとにかく聴く。そうすると、ボーカルの陰に隠れて聞こえなかった、いろんな音が聞こえるのだ。
「あれ?こんな音あった?」「ベースこんなだったんだ」とか。とにかく聞きやすい。iPhoneが演算でボーカルを消しているので、完全なインストにはなっていないのかもしれない。それでも、いや。インストを聞くのが、なんとも楽しいのだ。
高校生の時に、バンドをやっていたのだが。その時にこの機能があれば、すっごく楽だったなって思った。
カラオケ的にもたまに「本人映像」とか「本人演奏」的なものがあるけれど。今回の機能で、ありえないくらいの「本人演奏」のカラオケができるのだから、インパクトはすごい。
最近の曲でもApple Music Singの機能が効かないものがある。これは何が原因なのだろうか。こういう言い方が良いかわからないが、ヒットしている曲はいまのところだいたいカラオケ化できている。
空間オーディオの曲に対してApple Music Singの機能を使うと、表示が「Sing」となるので、空間オーディオではなくなるようだ。これはまあ当たり前といえば当たり前。音源を加工してカラオケ化しているので、そうなってしまうのだろうな、と。
なんにしても、この機能はちょっと思った以上に楽しかった。対応している曲は一部かもしれないが、よく再生されている曲が最初からかなり対応しているようなので。いろんな人がこの機能を楽しめると思う。