次男が本をコピーしてしおりを作った。
我が家は百姓貴族と言うマンガが好きだ。
鋼の錬金術師の荒川先生が描いている漫画。特に子供たちが大好き。いよいよ漫画に付箋まで貼ってしまったのは、前の日記に書いた通りだ。
次男が「百姓貴族のしおりを作りたい」と言い出した。どうやって作るんだろうと思っていたら、本の後ろのページにあるちょっとしたイラスト、これがちょうどしおり位の大きさなのだ。
これをコピーしてしおりを作りたいと言う。コピーというアイディアが当たり前に出てくるのも、なんとも現代、という感じだ。
イラストを2部コピーして、切ったら表裏で貼り付ける。両面イラストで仕上がれば、それでしおりになる、と言うのだ。
普通のコピー用紙では弱いので、曲がってしまう。アイディアは良いけど惜しい。しおりにならないなぁと、思っていたら。今度は「ラミネートすればいい」と言い出した。
なるほど。これなら確かにしおりになる。頭の中に完成系ができていたんだろう。たいしたものだ。父である僕は、ラミネートの機械を温め準備をしつつ、子供にラミネートのやり方を教える。
しおり同志を近づけすぎると、ハサミで切り離すときに困ること。切ったら角を丸くすると良いということ。夜中の親子の共同作業で、何とかしおりができた。
これで終わり、と思っていたら。僕の横で次男がしおりに穴を開けていた。
穴を開けるパンチがないので、どうやったんだろうと思っていたら。しおりの上の部分を真ん中で軽く折り曲げ、ハサミでひし形を切るようにして穴を開けていた。
本当に次から次に、アイディアが面白い。たいしたもんだ。
その後、母親に紐をもらって、いよいよ既製品のしおりのように仕上げていた。結び目の代わりにセロテープで紐をまとめていた。
無事に立派なしおりが出来上がり、最初の「できるのかな?」と言う僕の想像が裏切られ、びっくりした。
更新 2023月02日16 10時06分