人が足りないし、人はうまく動いてないよ

神社の氏子活動を通じて、地域のことに関わったりしているけれど。財源もそうだけど、圧倒的に人手が足りないなと感じる。

これは、自分の住んでる地域に限らない。都市部であっても、人口比率の関係で似たような状況はどこにでもある。

地域行政についても「その作業は専門の業者に頼めば良いのでは」という意見もあるけれど。

地域人口が減れば、集金力は下がるし。業者も人手不足だから、そもそも頼む先を見つけることも難しいし、料金も上がる。

結局は、ある程度労働人口が若いからこそ。いろんなサービスが低価格化したし、潤っていた。その状況が気に、地滑りのように崩れている感じがある。

自分の地域は、住んでも数年前から畑の分譲が進み、幸いにして、家が立ち、新たな若い世帯が増えている。人手不足だけで見れば、深刻さはないのだ。

そんなありがたい状況でも、うまくいってるかと言えばそうではない。

古くからいる世帯が高齢化し、地域自治の習慣も古いまま。その世帯のしきたりやルールみたいなものが、特に疑問もなく今も続いている。

そうでなくても、同じ地域に住んでいても、交流がないのだ。若い人の顔も名前もわからない。地域自治を頼むにも、そもそも繋がりがない。

「自分たちでやれるうちはやる」そうやって、ギリギリまで、変えるべきことも変えられず。

ある時「次はそっちでやってくれ」となっても。その時、相手は受け入れてくれるだろうか。

緩やかな変化を構築する場合は、こまめな手入れと変化が必要になる。

地域自治に求められているのは、実はそういうことだ。清掃などの様々な活動は、その媒体という側面もあるのだ。

その媒体を外部に委託してしまえば、いよいよ変化は訪れない。作業だけ完了してもダメなのだ。

生きるってめんどくさい。そのめんどくさいに、どうタッチしていくのかというのが、現代の問題だと思う。



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勝又孝幸

株式会社データファーム

FileMakerシステム制作を中心とする「株式会社データファーム」という小さな会社の代表です。2007年から趣味で書いている日記を個人ブログとして現在も続けています。

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